きょうのひとこと
“Let’s keep in touch.”
「連絡を取り合いましょう。」お友達としばらくお別れをしなければならない時に使う表現です。
手紙やメールの結びにも使えます。
今の時代はFacebookやInstagramなどで、世界中どこにいても友達の近況を知ることができますが、たまに個別のメッセージやお手紙が届くと嬉しいものです。
“Stay in touch.”も同じ意味で使えます。
“in touch”には「接触する」という意味があります。
応用例
1) A: I’m going to miss you, Kate.
寂しくなるわ、ケイト。B: I’m going to miss you, too. Please stay in touch, ok?
私も寂しくなるよ。連絡取り合いましょうね。2) Be sure to stay in touch.
絶対連絡取り合いましょうね。3) Do you still keep in touch with John?
ジョンとはまだ連絡取ってるの?
Proverbs
元ボクシング世界チャンピオン、具志堅用高さんの話です。
昔、記者に「座右の目は?」と聞かれて「右も左も2.0」と答えたそうです。
また、「今年の抱負は?」と聞かれると「やっぱり豆腐は絹ごしかなぁ。」と答えたと。
ぶっ飛んだ天然ぶりです。
中学時代の同級生は、国語のテストで 「能あるタカは ___ 隠す」の空欄を埋めなさいという問いに、自信満々で「尻」と書きました。
彼女はその頃テレビで放送されていた、ヤッターマンの主題歌のせいにしていました。
「能ある豚は尻隠す」という紛らわしいフレーズが歌詞にあったらしいのです。
私もあまりことわざや四文字熟語が得意ではありませんので、人のことは笑えません...
つい先日も「一鳥二石」と言い間違えてしまいました。
一羽を得るために石を二つ投げるなんて...効率が悪すぎですよね。苦笑
先日のレッスンに友人のアメリカ人が参加してくれました。
上級クラスのウォーミングアップとして、「日本語のことわざ」を生徒さんに説明してもらい、その友人がそれに近い「英語のことわざ」を答えるという、少々難しいアクティビティを試みました。
英語と日本語のことわざは、ほぼ同じものもあれば、それぞれの文化が良く表れているものもあります。
比較してみると面白いです。
・「覆水盆に返らず」
There is no help crying over spilt milk.
(溢れた牛乳を嘆いても仕方ない)
やはり欧米では牛乳なのですね。
・「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
No pain, no gain.
(苦しまなきゃ得るものはない)
なんてシンプルなんでしょう。
・「取らぬ狸の皮算用」
Don’t count your chickens before they hatch.
(卵がかえるまえにヒヨコを数えるな)
タヌキとヒヨコの違いが面白いですね。
・「人は見かけによらぬもの」
You can’t tell a book by its cover.
(本のカバーを見ただけでは中身はわからない)
人は見かけによらないものです。
ギャップ萌えですね。
・「捨てる神あれば拾う神あり」
When a door shuts, another opens.
(ひとつのドアが閉じれば、別のドアが開く)
個人的に私が好きなことわざです。
いつだったか、座右の銘を聞かれた際に、「能ある鷹は爪を隠す」と言うと、「それ言っちゃダメ」と思いきり駄目出しされました。
確かにそれを公言しては、自ら能力や才能をひけらかしていることになりますね。笑
このような「いかにも日本的で、謙虚である」的なことわざが英語にもあると思いますか?
...もちろんあります!!
Still waters run deep.
(静かな流れは深い)
なんて美しいのでしょう。
英語の粋なことわざを、スピーチやプレゼンテーションにさらりと盛り込むと、より洗練されたものになるかもしれませんね。