英語はとても便利なツールです。
英語を習得することにより、色々な可能性が瞬く間に広がっていきます。
「どうやって英語を勉強したのですか?」「相当な努力をしたのでしょう?」様々な方からよく聞かれます。
そんな時、いつも答えに詰まってしまいます。
というのも、私の中では「英語を勉強する」という概念がないのです。
努力をした記憶はありません。
今考えると、私にとって英語は勉強するものというよりも趣味に近い感覚だったのです。
私が初めて英語を話す人を目にしたのは、中学校での英語の授業でした。
日本人の先生から発せられる、この未知なる言葉を耳にしたときの、あまりの聞き心地の良さにうっとりしたのを憶えています。
この瞬間、私は英語独特の音や響き、そしてリズムの虜になったのです。
それからというもの、憧れの英語の音に近づけるべく、自分なりに模索をはじめました。
カセットテープ付きの英語雑誌を毎月買っては、アメリカDJの英語を繰り返し繰り返し聴きました。
彼女の声のトーンから息継ぎに至るまで、すべてを自分のものにしたいという一心で、テープが擦り切れるまでエンドレスリピートです。
テストのため、受験のためにというより「英語の歌を理解したい!」「外国人と話をしてみたい!」「このDJみたいにカッコよく話したい!」という強い憧れからです。
英語の参考書を読んだり、文法を極めるといった真面目な勉強法には全く興味が持てずにいました。
レンタルショップで借りてきた洋楽のCDを聴きながら歌詞をなぞってみたり、英語を独り言でぶつぶつ呟く・・・傍目には変わった子供と思われていたかもしれませんね。
こういったことがとにかく楽しくて仕方なく、毎日のように続けていたのです。
語学留学することもなく、初めて受験したTOEICでは特別な対策をせずに850点を取得できました。
そしていつの間にか話せるようになっていたのです。
その後自分の英語力を試すべく、カナダへ渡りました。
英語を習得する上で一番大切なのは「楽しむ」こと。
楽しくないと当然長続きもしません。
英語を使えることが、こんなにも楽しいんだということを、一人でも多くの人に伝えたい、そして実感していただきたいのです。
「講師である私自身が楽しめる授業でないと、当然に生徒の皆様も楽しいはずはない。」この心がけで、日々のレッスンに取り組ませていただいております。
英語という便利なツールを習得できるお手伝いをさせていただき、そこに一人ひとりの生徒の皆様の自分らしさをプラスしていただくことで、無限に広がる可能性を楽しみにしています。