きょうのひとこと
「疲れ果てた。」 “I’m exhausted.”
最近、高校生の生徒さんに”How are you?”と尋ねると、一番多くがこの回答です。
学生は疲れています。早朝から学校に通い、放課後直接塾へ、1時間抜け出して英会話に来て、また塾へ戻る学生もいます。睡眠時間なんて4時間とか。信じられないくらい疲れているのです。
「疲れ果てた。」”I’m exhausted.”は、”I’m tired.”どころではない時に使えます。
他にも。。“I’m worn out.” や “I’m wiped out.”、“I’m beat.”なども使ってみましょう。
応用例
1) A: You look exhausted!
めっちゃ疲れてるやん。B: Yeah. I’ve stayed up all night to get ready for the exam.
うん。。試験準備で徹夜したもん。2) A: How did your day go?
会議どうだった?B: It was long and I’m worn out. I’m off to bed now.
長くてヘトヘトだよ。もう寝るね。
Laughter is the best medicine.
Laughter is the best medicine.
先日のレッスンで、Do you laugh regularly?「定期的に笑っていますか?」という質問を生徒の皆さんに投げかけてみました。
いつも明るく、愉快な生徒さん達なので、てっきりほぼ全員がYES!と答えると思いましたが、意外にもその数は3分の1程度でした。
一人の70代の生徒さんがYES!と返答して下さいました。詳しく尋ねると、彼が笑うのは木曜日のレッスン中、土曜日の笑点、そして日曜日のサザエさんだと仰います。英会話のレッスンが誰もが知る、その2大週末番組と肩を並べるとは、光栄で名誉あることです。
まぁ、それはともかく。笑うことで、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活発になり、がん細胞なんかをやっつけてくれることも証明されているわけです。これはもう、笑うっきゃない。
確かに、思いっきり声を出して笑うと、気分がいいです。すっきりもしますね。苦笑いや愛想笑い、失笑などは効果がなさそうですが。
というわけで、私はレッスン中に生徒さんと一緒に笑える授業を毎回心がけております。英語のジョークでレッスンをスタートすることもしばしばあります。レッスンの本題に入る前のウォームアップとして、ジョークは最適なのです。とはいえ、英語のジョークとなると理解するのが難しくスベる確率も多くなります。そうならないように、どこかで拾ってきたジョークをやさしい英語で紹介できるように、単語を変えてみたり、絵を交えたりと工夫をしています。
それで笑ってもらえた時は、それこそ心の中でガッツポーズです。そしてスベったら、とにかく自分が大げさに笑い転げると、それにつられて笑ってもらえます。つられ笑い、これを英語で、”infectious laughter”(笑いの伝染)と言います。
最近レッスンで紹介した、このジョークは割りと評判が良かったです。
“A little old lady got on a city bus, and sat down behind the bus driver. After a couple of minutes, she asked him. “Hey, Mister! Do you want some peanuts?” She showed him a bag full of peanuts. “Sure!” he said, and the lady gave him some peanuts. After eating the peanuts, the driver asked her, “Don’t you like peanuts?” “No.” the old lady replied. “I don’t have any teeth, so I just like to eat the chocolate on the outsides.”
まずは理解すること、そして笑うこと。自分が面白いと思ったら、人に伝えたくなりますよね。英語のジョークを理解し、そしてそれを今度は自分が人に伝えることで、とても良い勉強になります。笑わせるための声のトーンだったり、「間」を置くことで、ジョークはさらに面白くなります。大人の生徒さんだけでなく、中高生の生徒さんにもジョークは人気です。笑いながら、知らないうちに文法や単語を自然と身につけることができます。
例えば、今回紹介したのジョークの中では、”get on the bus.” 「バスに乗る」という表現。「乗るのがget on、じゃぁ降りるのは?」と尋ねてみたり、「地下鉄に乗るは?」「タクシーに乗るは?」(タクシーの場合は、かがんで乗り込む感じなので、get onではなく、get intoになります。)
“a bag full of peanuts.”「袋一杯のピーナッツ」では「袋一杯の大豆は?」「カゴ一杯のりんごは?」「バケツ一杯の水は?」と、どんどん展開していきます。実はこれらの表現は英検二次試験の面接にとても有効なのです。
「とんち」や日本語とはまた違ったユーモアに溢れるアメリカンジョーク。中学校、高校などの英語の授業でも取り上げると、英語嫌いの生徒さんもきっと笑ってくれると思います。