きょうのひとこと
What a rip-off!
「ぼったくりだよ!」特に海外の観光地などでは気をつけなければなりません。
I got ripped-off.
「ぼったくられた。」The taxi-driver ripped me off.
「タクシーの運転手にぼったくられた。」日本の価値観や習慣との違いに遭遇すると感心することもありますが、逆に唖然とすることもしばしばあります。
日本のサービスは世界一だと思いますが、同程度のクオリティを海外で求めてしまうとカルチャーショックに陥ってしまうことも。
「お客様は神様」なんてとんでもない。苦笑
法外な値段を支払わないように予防線を張ることも大事です。
泣き寝入りはやめましょう。
Don’t cry yourself to sleep!値札よりも高い料金を請求されたり、レストランでの請求額が思ったよりも多かったりしたら、柔らかい言い回しで確認を求めてみて下さい。
応用例
1: Excuse me. The price tag says it’s $35. Could you check that?
「すみません。値札では35ドルとなっていますけど。確認願えますか?」2: Excuse me. I think there’s a mistake on the bill. Could you tell me what this is for?
「すみません。勘定に間違いがあると思うのですが。これは何の値段ですか?」3. Could you replace the knife, please? It’s a bit dirty.
「ナイフを換えてもらえますか?少し汚れているので。」そう言えば、時代劇、黒澤明監督大好きなアメリカ人の青年が初めて来日した際に、レストランへ行った時のこと。
テーブルにナイフがなかったので、ウエイトレスを呼びました。
「スミマセン、ワキザシありますか?」。。。
「刀の小さいやつだから脇差しで通じると思った。」と彼は話すのです。笑
Don’t get ripped off!
イタリア ベネチアでのこと、日本人旅行者4人が観光地のレストランで法外な値段を請求された、という記事を最近レッスンで取り上げました。
この4人は学生で、夕食にステーキや魚のフライを注文したところ、会計時になんと約15万円を請求されたのです。
その場ではクレジットカードで支払い、その後交番に出向き相談したそうです。
この事件が発覚すると同時に、ベネチア市長は警察の捜査で容疑が固まりしだい「責任者を厳しく罰する」とコメントを出しました。
その後、このレストランは罰金270万円の支払いを命じられます。
また、この被害にあった4人には地元のホテル協会からベネチアのイメージ回復のために高級ホテル2泊分を贈呈されました。
警察に相談した学生の勇気が、ベネチア市長及びホテル協会の誠意ある迅速な対応に繋がった良い事例です。
海外旅行中は、文化や習慣の違いから、不当な扱いを受けても英語でクレームを入れる自信がなく、泣き寝入りする旅行者が多数いると聞きます。
もちろん、強い口調での口論は避けなければいけませんが、客の権利として不当性を訴えることは大事です。
相手の感情を逆なでさせないように、柔らかくクレームを入れれば、大抵の場合はぼったくりを回避できます。
私がイタリアを訪れたのはローマでしたが、ぼったくりどころか、オマケしてもらえたことの方が多かったです。
ピザをテイクアウトしようとすると大きなサラダを無料でつけてくれたり。。
ローマ市内のバスに乗り、どう運賃を払えば良いかわらず運転手に尋ねると、「いいよ、降りて」などとウィンクをされ、無賃乗車をする羽目に。。
サンフランシスコのバスでも運賃を払わせてもらえなかったことが幾度とあります。
ロンドンのタクシーでは、約束に遅れそうな私に同情してくれた運転手がかなりの額をオマケしてくれました。
女性一人旅となると、優遇される場合も多いのかもしれません。。
とは言え、タイのバンコクではタクシーにぼったくられました。
念のため、事前にホテルのスタッフに空港までのタクシー料金を尋ねると「400バーツ」とのこと。
そのスタッフに呼んでもらったタクシーに乗り込み、
How much is it to the airport?
「空港までいくら?」と尋ねると、
「800バーツ。」と運転手が何食わぬ顔で言います。
I don’t think so. They just told me at the front desk that it’s 400 baht!
「いやいやいや、今そのホテルのフロントで聞いたら、400バーツって言ってたよ!」
とすかさず言うと、その運転手はため息をつきながら、
I have a family and little kids to support.
「自分には家族が居て小さな子供達を養わなきゃいけないんだ。」
あろうことか身の上話を繰り広げたのです。
That’s not my business. It cannot be the reason to rip off tourists.
「それはそれ。観光客をぼったくる理由にはならない。」
空港までのタクシー内で延々と口論したところ、600バーツに・・・
結局ぼったくるのかよ!苦笑
アメリカのシアトルで滞在したホテルでは、国際電話使用料として100ドルを請求されました。
チェックアウト時にしれっと渡された領収書を見ると小さな文字で
1 international call $100 とあります。
Excuse me. I did not make this call.
「すみません、この電話はしてないです。」
というと
「OK.」
と言って訂正した領収書を渡され、すぐに返金をしてくれましたが。。
「オーケー。」だけ?!
「すみません。」も無し?!
悪びれた様子もまるで無し!!
私が気づかなければ、そのまま支払わされていたことでしょう。
海外では日本にいるとき以上に警戒心をもって旅行を楽しむことが大事です。
せっかくの旅行、ブルーな気持ちになりたくないですからね。