熊本城に咲く満開の桜

 

  written in English >  
通訳・翻訳(英語⇄日本語)
日本、国際文化双方に精通しております。

Today’s expression
きょうのひとこと

It hits the spot!
「やっぱりこれだよね!」

“If something hits the spot, it is very good and exactly what is needed.”

例えば温泉上がりのコーヒー牛乳だったり、真夏に飲むコカコーラだったり。

蒸し暑い夜のビアガーデンで飲む生ビール、寒い冬の午後にゲレンデで飲むココア。

なんとなく伝わりますでしょうか?

「こんな時にはこれに限る!」「やっぱりこれだよ!」

タイミング良く自分のスポットにヒットする食べ物や飲み物を口にした時に使います。

私が最近口にしたのは。。

A bowl of ramen sure hits the spot after a long day at work.
「仕事で長い1日の後は、一杯のラーメンだよねぇ。」

ちなみに豚骨、細麺硬め、を好みます。笑

食べ物や飲み物に限らず、音楽や映画などが自分の好みにぴったりな時にも使えます。

応用例

1.
A: How do you like the cake?
「ケーキ、美味しい?」
B: Mmm.. it really hits the spot!
「最高。」

2.
A cold beer sure hits the spot on a hot day like this.
「こんなに暑い日はやっぱりビールだよねぇ!」

3.
A cup of hot chocolate really hit the spot after a long walk in the snow.
「雪の中をたくさん歩いた後のココアの美味しさったらなかったなぁ!」

ココア=hot chocolate


スポンサーリンク

Cherry blossoms brighten the castle.

熊本城
熊本城

先週、国際学会の運営における通訳のお仕事で熊本市に5日間滞在しました。

春真っ盛りの熊本はどこもかしこも桜で彩られ、溢れる観光客で一杯。

ベストシーズンですね。

ちょうど昨年の同じ時期、その時はクルージング船が八代に入港した際、バスの通訳ガイドのお仕事をさせていただきました。

震災後、初めて目にした熊本城の石垣は大きく崩落し、残酷なほどに痛々しい傷を負っていました。

石垣の崩れた熊本城
石垣の崩れた熊本城

1年前の熊本城

それから約一年。

現在は、クレーンや足場が城を取り囲み、復旧工事が行われています。

お城が震災前の姿を取り戻すまでには20年から30年を要するとされています。

気の遠くなる時間と労力、そして膨大な費用が必要です。

修復中の熊本城
修復中の熊本城

足場の組まれた修復中の熊本城

熊本城は、敷地の広さが東京ドーム21個分もあり、石垣の被害は、城の敷地全体であわせて229面に及んでいるそうです。

中でも時間がかかるのが石垣の復旧です。

なぜなら、熊本城は国の特別史跡に指定されていますので、石垣は文化財だからです。

文化財は、指定を受けた時の状態を維持し、保護することが求められます。

破損したりすると、同じ部材を使って、まったく同じ形に戻すというのが基本です。

石垣も、1つ1つ、元の場所に積み上げていかないといけないのです。

崩れた石を拾い集め、1つ1つに番号をふって、台帳を作る作業を進めているということです。

私も微力ながら思わず石を積みに行きたくなりました。。。

KKRホテル朝食
KKRホテル朝食

KKRホテル朝食会場からの眺め

この近況はGoogleストリートビューでも確認できます。

桜が満開に立ち並ぶ城の周りに歩みを進めるほど、その被害の程度が大きい事を知らされます。

傷ついた熊本城の周りでは、多くの人がお花見やお散歩を楽しんでいました。

甚大な被害にもかかわらず、城はしっかりと建っています。

はるか昔、築城した方々の「素晴らしい仕事」を感じました。

そして今、その先代の仕事を引き継ぐべく、丁寧な復元作業が行われています。

色々な思いが募りましたが、復興への道のりを実際に目にすることの大切さを実感した一日でした。

観光無料ボランティアによるガイドもあり、詳しいお話を伺うことができます。

外国語対応もできるようです。観光ボランティアくまもとよかとこ案内人の会

taking a nap by cherry blossom trees
taking a nap by cherry blossom trees
スポンサーリンク