人種のモザイク都市、トロント

Today’s expression
きょうのひとこと

 

I’m so hooked on coffee.
「コーヒー中毒になっちゃってる。」

 

こんにちは。

なぜかコーヒー好きに見られるけれど、実は紅茶派なRikaです。

最近なにかハマっているものはありますか?
Are you hooked on anything?

私はお土産に頂いたスリランカ紅茶ですね。
I’m hooked on this Sri Lankan tea that I got from one of my students.  

スリランカカレーも大好きで、一ヶ月に一度は食べています。
I’m also into Sri Lankan curry.  I need to have it once a month.

スリランカ万歳です。笑

 

be動詞 + hooked on 〜 = 〜が大好きである、夢中である、ハマっている、中毒である、の意味。

I’m totally hooked on this new game.
「新しいゲームにめっちゃハマってる。」

Tom is hooked on watching sumo.
「トムは相撲観戦が大好き。」

 

同じ意味で使われるのが

be動詞 + into 〜です。

I’m really into the sandwiches at this cafe.  They are amazing.
「このカフェのサンドイッチにハマりまくってる。美味しすぎるから。」

I’m totally into “Walking Dead.”  I stay up every night watching it.
「ウォーキングデッドが大好き。毎晩遅くまで観ているんだよ。」

“I’m hooked on you. / I’m into you.”
「あなたに夢中。」

 

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Flashback

カナダ トロントの夜景

友達が紹介してくれたある動画。

偶然にも23歳の時にワーキングホリデーで一年間住んだ、トロントでした。

移りゆく映像の一つ一つに、懐かしさがこみ上げます。

あの時の希望や、焦り、不安、喜びなどが...

 

南国宮崎を離れ、一大決心して降り立ったトロント国際空港は、一面真っ白な雪景色。

50年ぶりという大雪で飛行機は大幅に遅れ、共に出国したはずの超大型スーツケースは行方不明。

不安一杯で乗り込んだタクシーの運転手はターバンを巻いた移民で、英語も片言。

知り合いなんて一人もいなくて、助けてくれる人なんて誰もいません。

宿へ行くだけでも一苦労でした。

 

それから3週間ほどは、ユースホステルから窓の外の雪を見ては溜め息ばかり。

こんな大雪を見たこともないのに、これからやっていけるのだろうか?

生活は?仕事は?

意を決して、真っ白な雪の中を歩きアパート探しへ。

そこは見るからに、低所得者向けの怪しげなビル...それでも即契約...

なぜなら、その部屋からはトロントの象徴でもあるCNタワーが見えたから。

 

日本食料品店で求人の張り紙を見つけ、最初の2ヶ月間はツアーガイドの仕事に就きました。

研修期間に学んだ、カナダの歴史や地理、そしてナイアガラの滝。

カナダまで来たのに、日本の会社で日本人を相手に日本語で仕事。

「違う!」そう思って辞めました。

でも、今となっては決して無駄な経験ではなかったと思っています。

 

トロントは移民の街ですが、ニューヨークのように多種多様な民族が混在して生活をしている「人種のるつぼ」とは違います。

トロントは「人種のモザイク」。

様々な人種が互いを尊重しあって作り上げた、美しい一枚の絵。

この街で学んだことは私にとって、とても大きな財産です。

 

英語を使う仕事に就くために職探しをはじめました。

しかし、失業率の高いこの国で地元の人達に混ざっての就職活動は大変な事です。

現地の新聞の求人欄に片っ端から印をつけて送った履歴書は、やがて30通を超えました。

日本から持ってきた、わずかな貯金が日に日に減っていきます。

諦めて帰国しようかと途方にくれながら歩いていたある日、目に止まった国の職業斡旋所。

いわゆるハローワーク。

ダメ元で相談してみると、青少年職業斡旋プログラムに入れてくれたのです。

運よくカウンセリングを受けることができました。

「どんな仕事でもいいから、とにかく英語を使いたい。」

そう言うと、カウンセラーがコンピュータースクールの受付の仕事を紹介してくれました。

国が給料の半分をサポートするプログラム。

でも私のビザは一年限定だし、それに外国人。

その旨を伝えると、彼女は笑顔でこう言いました。

少なくともあなたは今カナダ国民なのよ。

 

色々な国の人と働くのはとても新鮮な経験です。

日本人と働くのが初めての同僚たちも、いつも温かく仕事を教えてくれました。

毎日往復3時間、路面電車、地下鉄、バスでの通勤。

帰ってくる頃には疲れ果て、窓辺に座り込むといつも癒してくれた「トロントの夜景」。

 

カナダでの一年は自分への挑戦でした。

孤独、不安に押し潰されそうになった時も、この国の人達はいつも平等に接してくれました。

働いてばかりで友達もできなかったし、決して楽しいことばかりではなかった一年間。

でもこの一年間が、それからの私の人生を大きく変えてくれたと思っています。

 

一度は資金不足で諦めた海外留学。

「独学で学んできた英語を海外で試したい」との思いでワーキング・ホリデー制度を利用しました。

 

精一杯の力でゼロからスタートした生活。

学ぶことがとても多く、仕事で英語を使ったことで自信にもつながりました。

仕事をして収入を得ることができたので、1年滞在して結局50万円の資金で十分でした。

 

「ワーキング・ホリデー制度」を迷っている方へ….

海外で暮らすと、その経験がその後の人生に大きくプラスに作用すると思います。

長い人生、1年間なんてあっという間。

目的を明確にすることは、自立心を育て、生きた英語を「使う」とても良い機会です。

英語は国内でも十分に学べます。

学んだ英語を使うことで自信につながります。

ある程度の英語力が付いてきたら、思い切って海外に住んで、学んだ英語で働いてみませんか。

海外に住むことで、日本のことが新しい角度から見えてくるという利点もあります。

 

Make the most of your Working Holiday visa
ワーキング・ホリデーを活用したい方向けの記事です。是非、ご参考になさって下さい。私がワーキングホリデーを利用したのは、遥か遠い昔のことです。久しぶりにワーホリ情報を検索してみたら、参加国が随分と増えて現在16カ国です!嗚呼、私も◯歳若ければ...

 

ちょっとつまづいたり、元気が出ない時にはこの動画を観ます。

色褪せていたトロントへの想いがあっという間に蘇る。

またこの街を歩きたい。

あの時とはまた違った感覚で同じ風景を見たい。

 



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