きょうのひとこと
After you.
「お先にどうぞ。」エレベーターなどに乗り込む際に、お連れの方に向けて言うとスマートですね。
ドアの入口で誰かと同時になった場合などにも使います。
直訳すると、「(私は)あなたの後に。」という意味です。
控えめな感じが、なんだか好きです。
欧米ではレディファーストが根本にあるので、旅行中にもよく耳にします。
一度トロントの地下鉄の駅で、私のすぐ前を7歳くらいの男の子が歩いていました。
ドアのところでその子は立ち止まり、ドアを開けて私が先に通るのを待ってくれたのです。
こんなに小さな男の子もレディファーストのマナーが身についているとは!
と可愛い紳士に感激しました。
しかし、今の時代、女性の中には男性と対等な立場を求める方もいます。
友人のそのまた友人の女性はそういう考えの方らしく、初デートで男性が車のドアを彼女のために開けたところ、わざわざそのドアを一旦バタンと閉めて、自分で開けてから乗り込んだそうです。。苦笑
色々な受け取り方はありますが、私はいつでもレディファースト歓迎です。笑
応用例:
1)(エレベーターの前で)
A: After you.
「お先にどうぞ。」B: No, no no no. After YOU.
「いやいや、どうぞどうぞ。」A: I insist. You go ahead.
「そうさせてください。お先にどうぞ。」エレベーターでここまで譲り合わなくてもよいのですが…笑
2)(レストランで大皿に乗ったピザを見て。。)
A: I hear this place has the best pizza in town. It looks amazing.
「ここのピザは町で一番だって聞いたわ。すっごく美味しそう!」B: After you.
「お先にどうぞ。」A: Thanks! – Mmm.. it’s out of this world.
「ありがとう。めっちゃ美味しい!」
Skilled craftsmanship 2
ドキュメンタリー撮影通訳の2日目。
午前中は2時間を超える大城さんのロングインタビューでした。
20以上の質問を前日夜にメールで送ってもらい、当日朝に準備をしました。
お恥ずかしい話ですが、私の着物に関する知識はゼロに等しく、温泉宿で浴衣を羽織るのもおぼつきません。
専門的な言葉はあらかじめ辞書で引いておく必要があります。
染料、桑の木、縦糸、横糸、草木染めなど…
大城さんと向かいあって座り、カメラは匠の横顔に向けられます。
カメラ側から発せられる質問を逐次で通訳して大城さんへ伝え、大城さんの回答を訳してカメラ側に伝えます。
ひとつひとつの質問にとても丁寧に答えていただき、大城さんの着物に対する想いを強く感じました。
通訳を入れると結局2時間半の長丁場でしたが、心地よい緊張感の中、良いお仕事ができました。
その日最後の撮影は大城さん夫妻の御墓参りの様子です。
日が暮れる前に、と大急ぎで機材を車に積み込み墓地へ向かいました。
夕闇が迫る中、静かに灯る線香。
そっと手を合わせるお二人の様子がファインダーに映ります。
こうして2日間に渡る撮影も無事に終盤を迎えました。
大城さん夫妻にはとても温かく接していただいたので、心寂しいお別れです。
今回お会いできたのも何かの縁。
また暖かくなったら会いに行きます。
カメラマンのVic とMimiとも丸2日間一緒に過ごしましたが、撮影優先でプライベートなことを話す余裕もありませんでした。
お仕事とは言え、お二人にとってせっかくの日本、宮崎県。
宮崎観光が全くできていないお二人に高千穂を案内したいと誘ってみると、喜んで翌日に延岡市に来てくれました。
次回は、「おぐらのチキン南蛮でお接待&高千穂案内」のお話です。