きょうのひとこと
Totally.
「まったくその通り。」For sure.
「間違いないね。」アメリカ人の友達に今どきの流行り言葉をいくつか教えてもらいました。
日本では昨今、「インスタ映え」「まじおこ」や「マジ卍(まんじ)」(これは未だに意味がわかりません。)をよく耳にしますね。
新しい言葉はどんどん生まれます。
それが言葉の面白いところかもしれませんが…
なかなかついていけません。苦笑
まず、Totally.
これは相手が言ったことに同意するときなどに使います。
応用例:
1) A: It’s freezing cold today!
「今日めっちゃ寒いんだけど!」
B: Totally!
「まじそれ!」(ほんとに寒いよね)2) A: Trains in Japan are always on time. It’s quite impressive.
「日本の電車って時間ぴったりだよね。めっちゃすごい。」
B: Totally!
「だよね!」次の、For sure.
これもTotallyとほぼ同じ意味で、同意するときなどに使います。
もともとは「確かに」という意味ですが、会話の中では「間違いないね」「もちろん」という感じです。
応用例:
A: You want to catch a movie tonight?
「今夜映画観に行く?」B: For sure! What’s playing?
「もちろん!何を上映してるの?」
会話の中の相槌はワンパターン化してしまうので、いろいろな旬の言葉を取り入れて自然に会話を楽しみたいですね。
Skilled craftsmanship

依頼を頂いたのは昨年末。
2018年最初の通訳のお仕事は、アメリカ人のカメラマン同行通訳でした。
宮崎市在住の着物職人に、2日間密着取材する仲介役です。
その際に、2時間を超えるインタビュー通訳をさせていただきました。
カメラマンはナショナルジオグラフィックやアルジャジーラTVなどの撮影を中心にドキュメンタリーを主に手がける、エミー賞にノミネートされている期待の若手です。
実際に会ってみると、とてもフレンドリーで気さくなカメラマンでした。
日本でドキュメンタリーを撮るのが夢だったそうです。
取材のお相手は、宮崎伝統文化に指定されている「宮琉手紡ぎ(みやりゅうてつむぎ)」を制作する大城染織工房の大城さんです。
50年に渡り、デザイン、染めの作業、そして織に至るまでの工程を全てを工房でなされます。
大城さんご夫妻のお人柄が素晴らしく、私もリラックスしてお仕事ができました。
1日目は、大城さんの日常にカメラが向けられます。
起床後に奥様と朝食をとり、工房に出向く様子から1日の作業を終え帰宅するまで。
ドキュメンタリーということで、細かいカメラワークを行うため、撮影には相当の時間がかけられました。
カメラに映らないように気を配りながら、匠の技を間近で拝見することができたのは私にとっても大変貴重な体験となりました。
静粛な作業場に聞こえるのは、懐かしい石油ストーブに置かれたヤカンのお湯が蒸気を出す音。
そしてスタッフの方々が織り機を操る、耳触りの良いコトコトという木と木が触れ合う音。
高性能のマイクを使っているので、息をするのも緊張です。
撮影に密着するのも人生初の経験。
現場の気迫に圧倒されながらもプロのお仕事に興奮しっぱなしでした。
疎開でご両親と沖縄から宮崎に移住してこられた大城さん。
ご家族やスタッフの方々と共に半世紀に渡って、「琉球手紡ぎ」の手法を取り入れ、宮崎の素材を使った「宮流手紡ぎ」を制作してこられました。
草木染めでは、桜、桑の木、栗のイガなど様々な原料を元に自然の色で糸を染色します。
味わいのある工房の中、桜を煎じ独特の色が出るのを静かに待つ染めの工程。
寒い雨の中、静寂に包まれ、鍋から立ちのぼる湯気を見守る匠の様子がとても印象的でした。






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