It’s not my cup of tea.
「私の好みじゃない。」これはイギリスでよく耳にする表現です。
直訳すると「私の紅茶じゃない。」という意味です。
「紅茶の飲み方には、人それぞれ好みがある。」というのが、この表現の語源です。
イギリスと言えば、紅茶。
6年ほど前にロンドンを訪れた際、1日に5杯もの紅茶を飲んだ記憶が蘇ります。
とにかくイギリスで飲む紅茶は、どれもが私の口に合いました。
同じ茶葉を日本で飲んでみても、何かが違うのです。
ちょっと調べてみたところ、ロンドンは硬水。
紅茶は硬水で飲む方がおいしく、日本茶は軟水が合うらしいです。
応用例:
1. A: Do you want to go bowling this weekend?
「週末ボーリング行かない?」B: To be honest, bowling is not my cup of tea.
「実はボーリングはあまり好きじゃないんだよね。。」2. Hip-Hop is not my cup of tea.
「ヒップホップはあまり好みじゃないんだよね。」3. This type of music is just my cup of tea!
「こういう音楽がまさに私の好みなの。」
Love for Cherry Blossoms.
今週は最近のお気に入りの紅茶、Harney & Sonsの Hot Cinnamon Spice をレッスン時に生徒さんにお出ししています。
先月知人宅で頂いたこのフレーバーティ、衝撃的な美味しさに一口惚れ。
なんともリッチなフレーバーで、甘みのある、スパイシーなテイストです。
不思議なことに、砂糖を使っていないのに十分な甘みがあります。
シナモンパウダーや、オレンジピールのドライフルーツが入っているからでしょう。
一口飲んだ時の生徒さんの顔がパッと笑顔になり、どこで買ったのかを尋ねられました。
直営店にもありますが、オンラインでも購入できます。
3月に入り、南国宮崎は一気に春めいてきました。
延岡市では、場所において差はあるものの、早咲きの桜は3分咲きということです。
市内を流れる川沿いには桜のピンクと菜の花の黄色のコラボがことのほか美しいです。
日本人は、本当に桜が大好きですよね。
アメリカの友人曰く「日本人の桜愛は異常」とのことです。苦笑
彼女が言うには「所詮、たかが花。」
海外では花のために全国民が沸き立つことはあまりないと言います。
まず、2月中旬あたりからスーパーを訪れると、桜色に衣替えしたビール缶やお菓子のパッケージが目に付き始めます。
それからもうしばらくすると、毎朝の天気予報に続いて流れるのは「桜開花予想」。
画面一杯に広がる日本地図が南のほうから徐々に桜色に染まっていきます。
この開花予想は北海道までがピンク色になる4月末頃まで毎日放送されます。
日本人にとってはお馴染みの光景ですが、外国人にとっては珍光景らしいのです。
お花見するのが大好きな日本人にとっては欠かせない情報ですよね。
そもそもカナダやアメリカでは屋外の飲酒は禁止されているため、木の下でお弁当を広げてお酒を飲むことはあり得ないわけです。
なぜ日本人はこんなにも桜を愛するのでしょうか?
どこかの記事で読んだことがあります。
桜はSamurai Sprit (武士の魂)の象徴なのだそうです。
「パっと咲いてパッと散る。」
その潔さが武士の命と重なる点で日本人には感慨深いものがあるようです。
また、桜が開花し始める時期も日本国民にとってタイミングが非常に良いとうことがあります。
3月末までは、受験があり、確定申告があり、決算があり、企業でも大忙しな時期です。
年度末に向けて日本人の多くにあらゆるストレスがかかっています。
それを乗り越えたころに、まさにパーフェクトなタイミングでパッと咲き誇る桜の下で宴会をするのが醍醐味なのでしょう。
人気のスポットでは場所取り合戦も激しいようで、早朝からブルーシートを敷いて陣取る若手社員の姿は風物詩のようになっています。
冷静に考えてみると、確かに日本人の桜に対する愛は傍目からみると異様に映るのかもしれません。笑
実際にお花見に行く前までは、その盛り上がりぶりを見て皮肉めいていた友人ですが、初めてのお花見を体験した途端に「桜」そして「お花見」の虜になったのは言うまでもありません。
桜舞い散る青空の下、色とりどりのお弁当を広げ、(時には座布団を持参し)正座をして座る日本人。
そのシートの脇に綺麗に揃えられた靴。
彼女は日本らしい、可愛らしい光景が大好きになりました。
しかし、一つだけ解せないことがあると言います。
「なんでみんなブルーシートなの?」
この質問は想定外でした。笑
ビール缶を桜色にし、開花情報を2ヶ月に渡ってテレビで流し、お弁当の彩りまでに気を使い、毎年花見を心待ちにする日本人。
待ちに待ったお花見が来ると、淡いピンクの桜の色を一気に打ち消すように、桜の木の下はブルーシートで埋め尽くされています。
なぜでしょう?
確かに、ブルーシートは軽くて丈夫で安くて便利なものです。
災害時や犯罪現場でもブルーシートが大活躍しています。
よくよく考えると、お花見用に桜の色を引き立てるようなシートがあってもおかしくないと思うのですが。。。。
もっと風情のある、「ゴザ」や「畳」柄のゴザシート、タタミシートにするのはいかがなものでしょう?
コスト的に難しいのでしょうか。
賛同いただける企業様、いらっしゃいましたらご連絡をお待ちしております。笑