I got goosebumps!
「鳥肌が立った。」クラスルームの本棚を漁っていると、いきなり小さなヤモリが飛び出てきました。
私の手の甲に軽く触れただけなのに卒倒寸前。
その後にゾワーっと鳥肌が。。。涙
未だ見つかっていないので室内にいると思われます。
gooseは「ガチョウ」の意味です。
そしてbumpには「突起物、腫れ物」などの意味があります。
ガチョウのブツブツ=鳥肌
鳥肌というと、日本人なら身近な「ニワトリ」を連想しますよね。
バンド名である BUMP OF CHICKEN は「(ニワ)トリ肌」を表現しているのではないでしょうか。
ちなみにガチョウはgooseで、鴨とアヒルは英語ではどちらもduckです。
応用例
1. It’s freezing in here. I’m getting goosebumps!
「すごく寒い!鳥肌立ってきた。」2. The concert was so amazing! I got goosebumps when they played their first song!
「コンサート凄過ぎた。最初の曲が流れた瞬間鳥肌立っちゃった。」
Unconditional Love
目次
毎週水曜日にパーソナリティを担当しているラジオ番組の「旅の小話」It’s a small world! のコーナー。
私自身が体験した旅のお話、または耳にしたお話をご紹介しています。
4月から担当しているこのコーナーを楽しみにしてくださっている方も多いようなのですが、正直なところネタに詰まってきました。(苦笑)
そこで、Facebookで繋がっている海外の友人に「実際に体験した日本での旅の思い出」を募集してみたところ、いくつかのお返事をいただきました。
スイス在住のドイツ人、マイケルのお話。
彼は理学療法士としてスイスで暮らしています。
4年に1度、一年を費やし、海外でヒッチハイクの旅をします。
昨年、マイケルは延岡の海や高千穂の幻想的な景色に感激しました。
そしてチキン南蛮を大層気に入っていたのが印象的です。
その時の記事がこちら。
そんな身長190cm、9頭身のマイケルは既に3回も来日しています。
マイケルが2011年に日本を旅行した時のお話です。
ヒッチハイクの旅をしていた彼は日本のあちこちでテントを張って1人で寝泊まりしながら旅をしていました。
その日は鳥取県の米子市まで車に乗せてもらっていましたが、自身の確認不足で米子市から随分離れたところで車を降りてしまいました。
目的地の米子市まで、あと15kmの距離...
午前中ということで車もあまり通りません。
果てしなく続く海岸沿いを20kgのリュックを背負い歩くことになってしまいました。
10キロほど歩き、疲れはピークに達し脚がひどく痛みだしたのです。
テントを張る場所も見つからず、身も心も絶望的になっていたと言います。
ちょうどその時、小さな車が彼の傍に止まりました。
振り向くと、若い女性が笑顔で助手席を指差してくれたのです。
まさに窮地に現れた幸運の女神のようですね。
女性は仕事が休みだから、目的地まで送ってくれると言ってくれました。
その途中、米子市を臨むタワーに登り市内を一望。
入場料の600円は女性が支払ってくれましたが、マイケルは車の中でその料金をお返ししました。
タワーの展望台からは、灯台のある山の頂上に公園が見えます。
その夜テントを張る場所を公園に決め、灯台まで車で送ってもらうようお願いしました。
その女性は英語がほとんど話せません、マイケルも日本語を話せない為に意思疎通が難しかったようです。
その後、到着した灯台で彼女にお礼を言い、灯台から山頂に続く小道のところでお別れをしました。
日が暮れる前に何とか力を振り絞ってマイケルは頂上を目指します。
その道は思っていたよりもとても険しく、行く手には沢山の蜘蛛の巣がありました。
40分後、頂上に辿り着いた時には疲労困憊。
やっとのことでテントを張り、一夜を過ごしたのです。
翌朝、マイケルは雨の音で目が覚めます。
小雨になってテントの外へ出てストレッチをしていると、ふとテントの横にあるビニール袋に気付きました。
「誰もいないこの公園で落し物?」とよくよく見てみると、その袋には沢山の食べ物と飲み物が入っていたのです。
袋の底には小さな紙に英語でこのようなメモがありました。
「お腹すいていませんか?気をつけてくださいね。たかこより。」
そこには、タワーの入場料としてお返しした600円と、500円が添えられていたのです。
灯台まで自分を乗せてくれた女性が持ってきてくれたものに違いありません。
マイケルがそこでテントを張っていることを知っているのは彼女一人です。
たくさんのドライフルーツとナッツ、そして飲み物とこのメモを手に、マイケルは胸がいっぱいになりました。
灯台からは車が入れない小道だったので、この女性、Takakoさんはマイケルと別れた前日の夜遅く、もしくは早朝に40分以上をかけて、マイケルのためにこの食料を持ってきてくれたことになります。
テントの中にいる彼に声もかけずに、そっと食料が入った袋を置いていったのです。
その後丸一日雨は降り続き、テントを出られなかったマイケルはこの食料のおかげで無事に過ごすことができました。
女性が残したこの小さなメモには電話番号も、メールアドレスも書いていなかったのでお礼のしようもありません。
たった1時間を一緒に過ごしただけの通りすがりの人に、なんの見返りも求めないTakakoさんの優しさにマイケルは心を打たれました。
Takakoさんが残したメモは、それから8年経った今も大切な宝物。
「自分のためにあの険しい小道を大きな袋を持って登ってきた女性を想う度に今でも涙がでるんだ。」
こんな素敵なエピソードをシェアしてくれたマイケルに感謝しています。
Takakoさんにマイケルの想いを伝えることができればどんなに素晴らしいでしょう。
そして、このメモを今も宝物にしているマイケル。
彼の気持ちを考えると、もらい泣きしてしまいそうです。
一期一会ですよね。
人との出会いって奇跡だと思います。
旅先でたまたま出会い、共に過ごしたわずかな時間が一生忘れられない体験になったのです。
素晴らしい景色を見たり、美味しいものを食べたりするのも、もちろん楽しいです。
でも…一番記憶に残るのは、こういった地元の人との触れ合いではないでしょうか。
このお話を聞いて、私も人と触れ合う旅をしたくなりました。
P.S. このお話はPodcastでも聴くことができます。
Rika’s Radioから “Unconditional Love” へどうぞ。