カタカナ英語に騙されるべからず Part2

 

  written in English >  
通訳・翻訳(英語⇄日本語)
日本、国際文化双方に精通しております。

Today’s expression
きょうのひとこと

「割り勘にしよう。」
“Let’s split the bill.”

レストランなどで会計時に使える表現です。

割り勘というと、”Let’s go Dutch.”が思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。Dutchはオランダ人を意味する言葉で、オランダ人はケチだというネガティブなイメージがあります。最近は”Let’s split the bill.”がよく使われます。

(splitは、分割する、裂くの意味があります。ちなみに、枝毛のことは”split ends”と言います。「枝毛がたくさんあるから毛先を切ってもらわなきゃ。」“I’ve got lots of split ends.  I need to get a trim!”

欧米のレストラン等ですと、会計時は日本のようにカウンターに向かうのではなくテーブルでチップと一緒に払うのが基本です。

食事後にウェイターを呼んで、「お会計をお願いします。」“Can I have the check, please?”と言います。間もなく持ってこられるフォルダーの伝票を確認、その会計にチップを含めた金額を挟んでテーブルに置きます。

クレジットカードで支払う場合はそこにカードを挟んで置いておくと、ウェイターが取りに来ます。支払い後、チップをテーブルに置いて退席するのを忘れずに

割り勘ではなく、私のように太っ腹なあなたでしたら「私のおごりよ。」“It’s on me.”を使いましょう。

応用例:

1) A: Let’s split the bill.
「割り勘にしましょう。」

B: No, it’s on me this time.
「いや、今日は私のおごりです。」

A: Are you sure?  Thank you.  It’s very nice of you.
「本当ですか?ありがとう。お優しいのね。」

スポンサーリンク

Don’t be tricked by Katakana Part2

大きな緑の葉っぱ
大きな緑の葉っぱ

前回の記事で語りきれなかったカタカナ英語、和製英語。

今回はPart2と題しまして、発音に特化したいと思います。

生徒さんには旅行好きな方が沢山いらっしゃいます。

そんな時、旅行前のレッスンでは、多くの質問をさせていただきます。

例えば….

「どこへ行くの?」”Where are you going?”

「何を持っていくの?」”What are you going to bring?”

「なんでそんなものを持っていくの?」”Why are you bringing that?”や、

「どこに泊まるの?」”Where are you staying?”

「そのホテルはどうやって見つけたの?」”How did you find that hotel?”

旅行中にはできるだけ英語を使って欲しいので「最低5人に道を尋ねること」などの面倒くさい宿題を出します。

大抵嫌な顔をされます。笑

日々一生懸命に学ばれている英語を出来るだけ使って来て欲しいという、私の切なる願いなのです。

さて、”Where are you going?”と尋ねた時に”I’m going to ウィーン.”と言った生徒さんがいらっしゃいました。

ウィーン。「オーストリアの首都」ですね。「音楽の都」ですね。「天使の歌声」ですね。

実はこれ、英語読みだと”Vienna”と発音するのです。

「えぇ!カタカナ英語の落とし穴がこんなところにもあったのか!」って感じですよね。。

都市名は発音が日本語読みと異なるところが非常に多いです。

日本語読みしか知らないと。。

例えば空港で飛行機のゲートを知らせるアナウンスが流れますよね。

“American Airlines Flight 316 to Beijing is now boarding at Gate 15.” のような感じです。

北京に行くとすれば、今のアナウンスは右から左に聞き流すでしょう。

しかし!「北京」は英語読みだと”Beijing”なのです。ね、厄介でしょう? ちなみに、北京ダックは、そのまま “Peking Duck”で良いらしいです。

フライトのゲート変更のアナウンスなどを聞き逃してしまうと、飛行機に乗り損ねかねません!

路頭に迷いかねません!

主要空港での直前のゲート変更なんてザラにありますからね。。

路頭に迷わないためにも、海外旅行の計画がある方もない方も、今ここで人気観光都市の読み方を抑えておきましょう。

芸術の都と言えば。。。パリ。【Paris】

天使の歌声で有名な。。ウィーン。【Vienna】

カナダの首都は。。オタワ。【Ottawa】

ウォッカ、赤の広場と言えば。。モスクワ。【Moscow】

花の都と言われるイタリアの美しい街は。。フィレンツェ。【Florence】

古代オリンピック発祥の地と言えば。。アテネ。【Athens】

保険会社と言えば。。チューリッヒ。【Zurich】

他にも発音要注意のカタカナ英語には次のものがあります。

ビタミン vitamin
I need to take some vitamins.
(ビタミンとらなきゃ。)

カジノ casino
Do you think it’s a good idea to have casinos in Japan?
(日本にカジノを作るのは名案だと思いますか?)

エッフェル塔 the Eiffel Tower
When I was in Paris, I went to the top of the Eiffel Tower.
(パリへ行った時、エッフェル塔に登りました。)

マーガリン margarine
We’ve run out of magarine.  We need to go get some at the store.
(マーガリンがきれちゃった。買いに行かないと。)

ピザ pizza
I’m starving.  How about if we order pizza?
(お腹ペコペコ。ピザ頼もうか?)

音声も用意しました。↓

Don't be tricked by Katakana. 宮崎県延岡市の小さな英会話教室English Cafeの講師Rikaより、「I'm not in the mood./気が乗らないなぁ」の応用例文紹介。並びに、カタカナ英語、和製英語について。英語だと思って英語らしく読んでも意味をなさない言葉たちに要注意。


スポンサーリンク