2019/7/24

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      Rika
      キーマスター

      今日は私の大好きなアメリカ、ラスベガスのお話。実は今までに5回行ってるんです。

      よほどのギャンブラーかと思われるでしょうが、カジノにはほぼ興味がなく。。

       

      いや、そりゃ一攫千金なんて幸運が舞い降りるなら、カジノに挑戦したい気持ちもありますが、軍資金次第ですよね。

       

      というわけで、臆病な私はショーまでの時間潰しにスロットをちょこっとしただけ。

       

      一言で言えば、ラスベガスはまさに街全体が遊園地。

      24時間眠らない、別名「罪の街」

       

      普段はツアーで旅行される方も、ラスベガスだとコンパクトにまとまっていますし、街中観光客向けに公共交通機関も整っているので、個人旅行初挑戦でも行きやすい場所だと思います。

      そりゃぁ、ベガスですもの。

      お金があればあるほど、楽しい滞在ができます。

       

      ちょっとした工夫で旅をお得に楽しむことは可能です。

      私の一番の目的はショーを観ること。

      毎日、格安当日券を探しに(チケットディスカウントショップ)へ行くことから一日が始まります。

      モニターに映し出される数々のショー。その中からスタッフにオススメを聞きながら、品定めをします。

      外せないのは、シルク・ドゥ・ソレイユですね。
      過去にも、O、Kà、Mystèreを観ましたが、Cirque Du Soleilの別格なステージは観るものを別世界へと連れて行ってくれます。

      一度、ビュッフェ付きのマジックショーが破格の20ドルだったので、全く期待をせずにいきました。ビュッフェも割と美味しくて、ワンドリンク付き。これだけでも元が取れたな、と思っていたら、マジックショーが圧巻だったのです。ステージ上に虎が現れたり、ヘリコプターが出てきたり、日本円にして2千円ほどでディナーと本格的なショーが楽しめるなんてやっぱりベガスはすごいなぁと思った次第です。

       

      格安のチケットで、ステージ近くに座って数々のマジックを楽しめます。

      前回訪れた時には、ミスティアのチケットを半額で購入出来ただけではなく、劇場に入ったら案内人に「ステージ真ん前が空いてるからそこに座っていいよ。」とウィンク付きで耳打ちされました。

       

      ラスベガスは他のアメリカの都市と比べると宿泊代は安いです。

      ホテル代を安くするからカジノでお金を使ってちょうだい、という理由からです。

      どのホテルに入っても、フロントより先にカジノがドーンと陣取っています。

      ホテルにカジノが付いているというよりは、カジノにホテルが付いているという感じです。

       

      今回のラスベガスは4年ぶりだったのですが、聞き覚えのない「リゾートフィー」なるものがチェックイン時、ホテル代に加算されているではありませんか!

      これは宿泊代金とは別に請求されるもので、インターネット回線使用料、セーフティボックス、ジムやプールのような、ホテルの施設やサービスを利用するための追加費用です。

       

      ホテルによりその金額も違い、一泊につき10ドル~25ドルです。

       

      ホテル予約時、ホームページに小さな文字で「リゾートフィーはチェックイン時にお支払い下さい」と書いてあります。

       

      サービスを利用しなくても支払わなければいけません。

      旅の何が楽しいかって?

      それは地元の人達や他の旅行者との会話が一番楽しい!!

       

      人との触れ合いがあればあるほど、旅はより良いものになる気がします。

       

      会話を通して、地元の人たちの暮らしの様が見えて来ます。

       

      それは時に雄大な景色や、とびきり美味しい食べ物よりもずっと濃い思い出となります。

       

      旅をすることで、私は日常から離れ、その土地土地で生活する人たちの日常を垣間見ることが、とことん楽しいのです。

       

      以前は割とシャイだったので(いや、ホントに)話しかけられると返答はしますが、自分から積極的に話す度胸はありませんでした。

       

      年齢を重ねて肝が座ってきたのか、今では自分から話しかけてみたり、積極的に会話を進めることができるようになりました。

      印象に残ったのは、グランドキャニオンツアーのバスの「運転手さん」。

       

      とにかく無表情で、ニコリともしない彼でしたがグランドキャニオンまでの5時間、ハンドルを握ったままとにかく喋る、喋る。

       

      無表情で話すので、あまり興味も湧かず始めはスルーしていたのですが、よーく聞いてみると、ジョークを散りばめながらラスベガスやグランドキャニオンの耳寄り情報を話しています。

       

      気の毒なことに、52名の乗客の大半は寝ていて聞いてはいません...

       

      やがてバスはグランドキャニオンに到着。

      自由時間に入る前に、周辺地図をツアー客に渡し、集合時間や集合場所をチェックします。

       

      その時です...彼自身、もう何百回も来ているというグランドキャニオンの絶景穴場スポットを教えてくれたのです。

       

      グランドキャニオンは二度目でしたが、その運転手の穴場情報のおかげで圧巻の景色を楽しむことができました。

      それからまた5時間かけてラスベガスへ戻ります。

      運転席近くの席に座っていた私は、穴場情報を教えてくれた感謝を伝えました。

      「穴場情報を教えることで、ツアー客が時間通りにバスへ戻る可能性は低くなる、にも関わらず伝えたのは、せっかくのグランドキャニオンをより楽しんでもらいたいからなんだ。」と彼は無表情で話します。

      「与えられた仕事をこなすことは当たり前なわけで、そこにお客様に対する自分なりの、クリエィテビティ(独創性)、おもてなしの心を加えることで、観光客に感動を与えることができると思うんだ。だからといって自分になんの利益があるわけでもないけれど...」。

      会話の中で、彼はこのラスベガス日帰りグランドキャニオンツアーを一日置き、週に3日往復していることを知りました

      往復10時間の運転に加え、文化の異なる旅行者全員の安全に気を配りながらの拘束時間は17時間ほどでしょうか。

      「大変な仕事ですね。。」と言うと、「生活していかなきゃいけないからねぇ。」と彼。

      終始笑うことのなかった彼ですが、会話を通して、仕事に対する信念、そして世界各地から訪れる観光客に対する心遣いを知ることができ、今回の旅もまた感慨深いものとなりました。

      帰国してから毎日を過ごす中で、「あのバスの運転手さんは今日もグランドキャニオンに向かって多国籍の旅行者で満員のバスを無表情で走らせているのかなぁ。」とふと思ったりもします。

      いつの日か、日帰りではなく、一泊でもしてあの壮大な渓谷の朝日や夕日を眺めてみたいものです。

      砂漠の真ん中にある、人工的できらびやかなラスベガスもとっても楽しいけれど、大自然の中に身を置くことで、広大なアメリカを肌で感じることができるツアーに参加するのも私はオススメします。

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