2019/9/11

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      Rika
      キーマスター

      9月11日ということで。。NYCのお話をしたいと思います。

      9月11日に発生した同時多発テロ後、グラウンド・ゼロと呼ばれるようになったワールドトレードセンターエリアはマンハッタン南部にあります。

      恐らく世界中の誰もが知っていることだと思いますが、2001年9月11日、火曜日の朝、ハイジャックされた2機の航空機がツインタワーに激突、ビルはその数時間後に倒壊し、約3,000人の命が奪われました。

      この日のテロ攻撃で2つのメインタワーに加え、それを取り囲む5つのビルも崩壊しました。

      あの時のテレビ中継は忘れることが出来ませんね。現実に起こっていることとは信じられませんでした。もうあれから18年の月日が経ったのですね。

      NYCは大好きな街で、今までに2回行ったことがあります。1回目はトロントに住んでいた頃、いきなりNYにいきたくなったので、夜行バスを利用して一人で10時間かけてNYへ行きました。

      カナダのグレイハウンドをいう深夜夜行バスだったのですが、運転手が道中何度も休憩したのを覚えています。早朝に着いたNYのセントラルバスターミナル。

      出勤で慌ただしく行き交う人の波に口が開いたのを覚えています。とにかくエネルギッシュな街。人種のるつぼとは言ったもので、あらゆる人種がともに暮らす世界一の大都市NYCのその迫力に圧倒された思い出があります。

      大都市だし、人は冷たかったりするのかなと思いましたが、私が旅の途中で出会った人たちは実に親切で温かい方ばかりでした。

      カウントダウンで有名なタイムズスクエアのマクドナルドに座っていると、青年が横に座ってきて、Are you Japanese?と聞いてきました。

      そうだと答えると、Look!I got a tatoo.いま彫ってきたばかりのタトゥーだ、とマッチョな腕を見せてきます。

      見ると、そこには漢字で「馬力」と書いてありました。Horse power? と聞くと笑顔で、Yeah!と言われましたが、その漢字がですね、まるで子供が書いたように頼りない字だったんです。

      私が推測することには、おそらく、日本人では無い彫り氏が見よう見まねで彼の腕に「馬力」と書いたと思うんですね。でもとても嬉しそうにしていたのでそうとも言えず、いいね、と言っておきました。彼の腕にはいまもあの弱々しい「馬力」の文字があるのでしょうか。。

      有名な観光地、自由の女神やエンパイアステートビルディングやメトロポリタン美術館などを回り、NYCを満喫した数日間でした。

      2回目にNYCを訪れたのは、9・11のテロの数年後でした。この時も私は一人旅。

      はじめて行った時のNYCがあまりに素敵だったのでもう一度どうしても行きたかったのです。

      この頃にはもうホテルの宿泊料がとても高く、マンハッタンに滞在するのを諦めざるを得ませんでした。バスで30分くらい離れた、ニュージャージー州に宿を借り、毎日バスでNYCのダウンタウンに足を運びました。

      911のテロで飛行機の突撃を受けたワールドトレードセンターは取り壊され、そこは公園になっていました。新しいビルが出来ていて、その一角にはメモリアルコーナーが設置され、テロの犠牲になった方々の写真が壁いっぱいにあったのを覚えています。私はここで被害者の家族によるウォーキングツアーに参加しました。

      この時のガイドの女性は911の時に消防士として犠牲になった若い男性のお母様だったのです。それも彼女の息子さんは子供の頃から憧れだった消防士になってわずか1ヶ月後に救出作業中にビルの崩壊で亡くなったとお話されました。ウォーキングツアーの参加者全員に息子さんの写真を配り、この悲劇を忘れないでくださいね、と言われていました。

      ビルの敷地内を歩きながら色々な被害の詳細をお話されるのですが、聞いていて私もあまりに悲しく涙せずには要られませんでした。

      辛い経験ではありましたが、こういった悲しいテロや事件の舞台となってしまった場所に足を運び、被害者家族から直にお話を伺うことでテロの恐怖を感じ、どの国もテロのリスクを負っているという事実を知らされました。

      季節は秋の終わりだったので、クリスマスイルミネーションで有名なロッカフェラセンターにはツリーも飾られていました。毎年クリスマスが近くなるとテレビでも中継されますが、あのツリーは本物の木で、20mを超えるものが飾られます。

      大都会ニューヨークとはいえ、人々はとても優しかった思い出があります。

      露天で売っていた香水をみていると、60ドルでした。持ち合わせのお金が20ドルしかなかったので、20ドルしかないと伝えるとじゃぁ20ドルでいいよ、と言ってくれた黒人のおじちゃん。

      本当はまたNYCへ行きたいです。でももう行けないでしょう。。

      というのも、NYCの宿泊料がもはや泊まれるレベルではなくなってきているのです。

      もちろん、最も宿泊費の高い都市になっており、1泊あたりの平均が33,550円にまで上がっているようです。宿泊費に関してはニューヨークに限らず、世界中の観光地で高騰が続いていますね。

      その割には日本はまだマシな方かもしれませんね。東京の一泊あたりの平均宿泊費は24,000円ということです。私には十分高いですけどね。海外、国内旅行ともに民泊制度などを利用するのも宿泊費を抑えるのには有効ですね。

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