2019/7/31

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      Rika
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      ベジタリアン&ビーガン

      今日は日本での食事についてのお話。外国人旅行客はみなさん食べ物を楽しみに来日するわけなのですが、ベジタリアンやビーガンの方々にとっては困ることもあるようです。

      ベジタリアンは菜食主義者ですね。一般的なベジタリアンは肉や魚を食べません。ビーガン(ヴィーガン)は卵・乳製品・はちみつも口にしません。

      欧米では倫理観や環境のためにビーガンやベジタリアンになる人が多く、食べられるけど食べないという選択肢を選び信念を持っている人達です。そんな彼らを理解せず、「日本はベジタリアンには優しくない国」というイメージがついてしまうのは外国人の受け入れを推進したい日本にとって良いことではありません。

      実際に、日本でビーガン、ベジタリアンでいることが困難なので、日本にいる時は魚は食べる、ビーガンだけど日本では卵や乳製品は取る、日本にいる間はベジタリアンを辞めるという外国人もいます。ただこれらは全て仕方なくの選択であって、彼らの信念に反し、自身に対して罪悪感をもつことにもなってしまいます

      私のフランス人のベジタリアンの友達は美味しそうな日本食の誘惑に負け、日本にいる時のみ魚介類OKということにして、トンカツ屋でエビフライを食べたらその美味しさに衝撃を受けて以来、今も魚介類は食べているようです。

      アメリカ人のビーガンの友達は日本在住なのですが、肉魚、卵、牛乳やチーズなどの乳製品もアウト。それに砂糖も食べられません。

      砂糖を精白・精製するために、「骨炭」という牛骨粉が使用されることがあるのが理由です。一緒に遊びに行っても食事を楽しめません。うどんなども、鰹節で出汁をとっているので食べない。生きてて楽しいの?と尋ねたこともあります。ハンバーガーとか食べたくならない?というと、ハンバーガーは大好きだけど、2年前から食べるのをやめたよと言います。強い信念をもってビーガン生活をしているようですが、私には絶対にできません。

      日本人の感覚で言うと「ちょっとぐらい食べちゃっても大丈夫じゃん」って思ってしまうかもしれませんが、この考え方ってすごく危険なんです。宗教的にベジタリアンな人にとっては、そんな軽いものではありません。

      去年、アラブ首長国連邦のドバイから宮崎県にクルージング船でみえた方々を案内したのですが、その時も立ち寄ったお土産やさんで色々なお土産を手にとっては私にパッケージをみせて、材料に何が使われているかを細かく聞かれました。イスラム教では豚は浮上の動物とされているため食べられませんし、飲酒もできません。おつまみ系のお土産などはみりんや酒が使われていることが多いので、特に気をつけなければいけないのです。

      こういったことから、近年の外国人観光客のニーズに答えるために、ベジタリアン料理やビーガン料理を提供するレストランも増えているようです。

      精進料理などだったら大丈夫そうですよね。

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