きょうのひとこと
Do you have the time?
「今、何時ですか?」時間を尋ねる時は”What time is it now?”を学校で学ばれたと思います。
「掘った芋いじくるなー」と言って覚えませんでした?笑
間違いでは決してないのですが、正直言ってこの表現をネィティブが使うのを耳にしたことがありません。
“What time is it?”は相手が時計を確認できる状態にあるのが分かった上での質問になります。
また、とても直接的な質問になるので知らない人に尋ねる場合はあまり適していません。
“Do you have the time?”を直訳すると「時計持っていますか?」=「今何時?」というニュアンス。
気を付けないといけないのは、”Do you have time?”との違いです。
この”the”が付かない場合は「時間ある?」「いま暇?」という全く異なる意味になります。
知人の男性はカナダ旅行中にブロンド美女に”Do you have the time?”と尋ねられ、ナンパされたと勘違いしてNo, no.と真っ赤な顔して答えたらしいです。。
“the”はあまり強く発音されないために注意する必要があります。
くれぐれも気をつけましょう。
応用例:
1) A: Excuse me, but do you have the time?
「すみません、今、何時かわかりますか?」B: Sure. It’s a quarter to 6.
「はい、5時45分です。」(あと15分”quarter”で6時の意味)2) A: Do you have time for coffee?
「コーヒー飲む時間ある?」B: Well, actually I have to run. Maybe next time.
「あー、ちょっと急がなきゃだ。また今度ね。」
Flourish like a palm tree
仕事で久しぶりに宮崎市へと南下したついでに、青島をぶらっと散策してきました。
「青い空が本当に似合う南国宮崎だなぁ。」と改めて実感しました。
ヤシの木🌴(Paml tree)っぽいのが沢山並んでいます。
(Palmとは「手のひら」の意味ですね。葉の様子が手のひらを広げたような感じですからね。ちなみに手相占いはpalm readingです。)
国道にスラリと20頭身並みに立ち並ぶ木は「ワシントンパーム」です。
宮崎市街地から15キロほど、青島まで美しく連なるこのワシントンパーム、市内になんと850本もあります。
宮崎空港に降り立ち、市内に向かう車内から南国らしい風景を見るたびに「帰ってきたなぁ。」と感じる方も多いことでしょう。
このワシントンパームが、宮崎観光の父と呼ばれた岩切章太郎氏の案により植えられたのは1967年のこと。
その頃、宮崎は日本のハワイとして人気を集め、ハネムーンに訪れた沢山の新婚さんで溢れていたようです。
当時は3〜4メートルだった木々も、それから半世紀以上が経ち、約20メートルに成長しています。
細いながらも数々の台風を乗り越え、すました顔で今も美しく宮崎の象徴として凛とそびえ立っています。
しかし、あまりの成長ぶりに剪定作業もかなり困難になってきているらしく、一本あたりにかかる時間は40〜50分。
費用は約4万2千円と、他の街路樹の4倍らしいのです。
膨大な費用がかかり、このまま成長すると30メートル超えしそうな勢いのワシントンパーム。
一時は伐採も検討されましたが、やはり県民からの存続の要望もあり植え替えを決定しました。
「端から順番に高さ4メートルの若木に替えていく」A案と、「1本置きに若木に植え替える」B案が用意されました。
長きに渡り議論された結果、今月の初めに一貫性を重視した「A案」に決定されました。
植え替えには一本あたり100万円の費用がかかります。
予算の都合で1年に植え替えが可能なのは、わずか14本。
完了までに60年かかります。
60年!!
気の遠くなるような作業です。
その頃には国道なんて存在していないのでは。。。
ドローンや次世代の乗り物が空をビュンビュン飛んでいると想像してしまうのはSF映画の観過ぎでしょうか?笑
時代が変わっても、これから植えられていくワシントンパームの若木たちが、南国宮崎の象徴の一翼をを担っていくことでしょう。